『家族の名において』
2020年に放送された中国の名作ドラマ『家族の名において』のあらすじと感想、聞き取れた中国語を書き留めてみたいと思います!
第5話「父さんの涙」
あらすじ
リンシャオは母親(チェンティン)に会って夜も眠れなくなるほどストレスを感じているにもかかわらず、母親が元気そうで心の重たい石が取れたようだとも言っていました。
そんな中やってきたズーチウの18歳の誕生日。
誕生日パーティには農村からハーメイの妹(ハーラン)もやって来ました。
ハーランは、本来ならそんな義理はないのに食費や学費も出してくれているハイチャオに対してただならぬ恩を感じていて(それは当たり前だと思うけれど)、ズーチウにも「この家では良い子でいるように」とついみんなの前でも説教してしまいます。
ズーチウを本当の息子のように慈しみ育ててきたハイチャオは、つい酒を飲みすぎてぶちギレ。
ズーチウがいかに親孝行な息子であるか、自分たちが本当の家族でないなら本当の家族はどこにいるんだと涙ながらに訴えます。
ついでに、リンシャオがチェンティンに会ったことでどれだけ苦しんでいるのか気づいているのかと、ハーピンまで怒られました。
チェンティンはどうにか娘のシャオチョンズをリンシャオに可愛がらせようとあの手この手で接触してきて、ついにはシャオチョンズが一人でジェンジェンの家に来る始末。
リンシャオは不在だったので、ジェンジェンはシャオチョンズを外へ連れ出しました。
するとシャオチョンズが勝手に階段から落ちて腕を骨折。優しいリンシャオはさすがにそんなシャオチョンズを放ってはおけず、「兄」として関わります。
心を乱されるジェンジェン…。
感想
“父さんの涙”は号泣必至。
リンシャオにはまだハーピンという実の父親がいるので、学費などは当然父親持ちですね。だけどハーメイがハイチャオに金を借りたままいなくなってしまったズーチウは、より肩身の狭い思いをしていた、とハイチャオも泣いていましたが…😢
実はズーチウ、ハイチャオの家に完全に住むようになる前に、一度農村に引き取られていたようです。
ズーチウに会うために幼いリンシャオとジェンジェンを連れて農村を訪れたハイチャオは、学校へも行かせてもらえず、重たいカゴを背負って働かされているズーチウを見て居ても立っても居られなくなり、連れ帰って自分が育てることにしたのでした。
ちなみにハーメイは「田舎の母を看病する」と言っていましたが、母は元気でしたし、ハーメイは不在。
幼いズーチウが麺館の常連に「また捨てられる」とからかわれて泣いてしまったシーンも号泣。
夜、一人でトイレで服を洗っているシーンも😢
で胸がいっぱいになっているところに、チェンティンとシャオチョンズ。いらない…
その前に、月ちゃんがズーチウの誕生日に腕時計をプレゼントしたのに、それリンシャオにあげちゃったの?!w
女心に疎すぎるズーチウ。
チェンティンに「ジェンジェンへの優しさを少しでもシャオチョンズに分けてあげて」と言われたけれど、「ジェンジェンのものを分けるつもりはない」ときっぱり言ったリンシャオはナイスでした。
聞き取れた中国語
- 睡了(shuìle)=寝た
- 流星(liúxīng)=流星
- 晴天(qíngtiān)=晴天
- 飞机(fēijī)=飛行機
- 「妈妈!我在这里啊。看见我了吗?(Māmā!Wǒ zài zhèlǐa. Kànjiàn wǒle ma?)」
「私はここだよ。私が見える?」
「这里」のあとの「啊」は自信ありませんが… - 很难(hěn nán)=難しい
- 很多年(hěn duō nián)=何年も
- 水果(shuǐguǒ)=果物
- 生日快乐!(Shēngrì kuàilè)=誕生日おめでとう!
- 洗衣服(xǐ yīfú)=服を洗う
- 医院(yīyuàn)=病院
第6話「小兄の不安」
あらすじ
昼間は学校、夜はシャオチョンズのお見舞いで疲れ切っていたリンシャオでしたが、まもなくチェンティンとシャオチョンズはシンガポールへ帰っていきました。
めでたしめでたし。
ものづくりが得意なジェンジェンが、木彫りの大会で金賞を取りました。リンシャオがジェンジェンに内緒で応募していたようです。
年が明け、ジェンジェンのクラスにタン・ツァンという転入生が来ました。
CMにも出ている美人な芸能人。すました感じでジェンジェンとは折り合いが悪そうだけれど、頭はジェンジェンと張り合うくらい悪いみたいw
母親がマネージャーで、本人は早く女優になりたいようです。
そんな中ズーチウの前に現れた、チャオ・ホアグアン。なんとズーチウの父親だと言います。
ハーラン(ズーチウの叔母)によると、昔はお金がなくて妻子(ハーメイとズーチウ)を養えなかったけれど、今はお金持ちの女性と結婚して海外で事業をやっているのだとか。
子供がいないらしく、ズーチウを引き取りたそうな感じです。
月ちゃんは、学歴至上主義の母親の言いなりで何も自分で決められない子になってしまったのに、母親から「主体性がない」と言われて気の毒でした。
感想
憎たらしいチェンティンですが、彼女もまた毒親の犠牲者なのかも…。負の連鎖ですね。
リンシャオを立派に育ててくれたお礼にと、ハイチャオに札束を渡そうとしましたが断られていました。
ハイチャオはほんとに聖人だなぁ。
そしてやたら濃い顔のホアグアン。貧乏から自分の力でのし上がったのかと思いきや、逆玉だったし。
タンツァンの母も月ちゃんの母も毒風味だし、このドラマにはまともな母親が出てきませんね…。
聞き取れた中国語
- 喂,你好。(Wèi, nǐ hǎo.)=もしもし
「喂」だけだとくだけた感じ
- 手机(shǒujī)=携帯電話
ジェンジェンが自分も携帯が欲しいと言ったらハイチャオにはダメだと言われましたが、ハーピンが「最新機種を買ってあげる」と言っていましたw - 工作(Gōngzuò)=仕事
- 帮助我(Bāngzhù wǒ)=私を助けて
- 考试(kǎoshì)=テスト
- 准备(Zhǔnbèi)=準備する
- 我叫斉明月。(Wǒ jiào~。)=私の名前はチー・ミンユエです。
- 电视(Diànshì)=テレビ
- 后面(hòumiàn)=後ろ
- 加油(Jiāyóu)=頑張って!
- 水(Shuǐ)=水
- 我是你爸爸。(Wǒ shì nǐ bàba.)=私はお前の父親だぞ。
ホアグアンがズーチウに言っていました。 - 大学(Dàxué)=大学
- 漂亮(piàoliang)=綺麗
月ちゃんがタンツァンの顔を「漂亮」と言っていました。私には月ちゃんの方が可愛く見えるけど! - 白色的(Báisè de)=白
- 黑色(Hēisè)=黒